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里山自然園 花ごよみ

みもり園が位置する水守(みもり)という地名は、日本武尊(ヤマトタケル)が清らかな泉を発見して水守(みずもり)を置いた事に由来すると言われています。当園ではその地下水を利用しており、いつも美味しい水を味わうことができます。また、現在でもみもり園の園舎前の山林の合間には清水が湧き出しており、水路沿いの湿地には低湿地を好むハンノキの大木も生えています。

みもり園はこのように豊かな自然環境に囲まれ、施設の利用者と共にキノコや農作物の栽培、薪や腐葉土の生産等を行っています。自然環境を保全しながら自然を利用する「里山」の営みです。

当園では、この里山の四季を楽しんでいただくことを目的に「里山自然園」を整備しています。また、各種の水生植物を楽しめる「水辺の植物園」も用意しています。ぜひ足をお運びいただければ幸いです。


ミゾソバの花

自然園の湿地でミゾソバの群落が白い花を着けています。ミゾソバは湿地に生えるタデ科の野草で、普通はピンクのコンペイトウ状の花を着けますが、当園のミゾソバはほとんどが白花で、清楚な綺麗さが際立ちます。
2023,10,5


ウドの花が咲いています

自然園でウドが花茎を大きく伸ばして花を咲かせています。ウドは春に若芽を山菜として利用する多年草ですが、花を見たことがある人は少ないのではないでしょうか。同様に山菜として利用されるタラノキに近い仲間ですが、タラノキは幹にトゲの有る樹木です。園内のウドは芽を摘み取られないので立派な花を咲かせています。
2024/9/10


ミズアオイが花盛りです

今年も里山自然園の水路で、準絶滅危惧種のミズアオイが花盛りです。昨年開花した株から種子がこぼれ、今年は水路のあちこちで花茎を伸ばして青い花を咲かせています。さわやかな姿をぜひご覧下さい。
2024/9/9


ボタンクサギが花を咲かせています

里山自然園の入り口付近、林の縁でボタンクサギがピンクの花を咲かせています。ボタンクサギは花にアゲハ蝶が集まることで知られるクサギの仲間。子供のころ、野原で蝶を追いかけ、クサギの葉に触れてその臭さに閉口した人も多いのではないでしょうか。ボタンクサギは中国原産で花が美しいので庭に植えられたりしますが、枝を切ると臭いので切り花ではなく庭で楽しむのが無難。そのせいか美しい花を咲かせるのに余り見かけません。
2024/7/23


ヤブミョウガの群落が花を咲かせています

里山自然園の薄暗い林の下でヤブミョウガが輪生する濃い緑の葉の上に茎をすっくと伸ばし、その先端に数段の白い花を着けています。ヤブミョウガは葉がショウガ科のミョウガに似ていますが青い花を着けるツユクサに近い仲間で、花後に濃い紫色の果実を着けます。
2024/7/22


ヤマユリが華麗な花を咲かせています

園内の庭やコナラ林でヤマユリが芳香を放っています。このヤマユリは当園の敷地に自生している野生種で、園長自ら下草刈りを行う事で保護してきました。道路脇にも咲いていますので、ぜひその姿と香りをお楽しみください。
2024/7/12


コウホネの花が咲きました

自然園の上の池でコウホネが黄色い花を着けています。コウホネはスイレンに近い仲間で、先のとがった照りの有る濃緑色の葉を水面から立ち上げます。山あいの池などにひっそりと咲いていることが多く、花は地味ですが葉の緑とのコントラストがきれいです。
2024/7/11


ミソハギの花が咲きました

自然園の上の池でミソハギが赤紫の花を盛んに咲かせています。ミソハギは田んぼの脇等でも栽培される身近な夏の湿生植物で、お盆のお供え用にも使われます。
2024/7/11


ボントクタデ群落の花

里山自然園の水路の中、ミズアオイの隣でボントクタデの集団がそろって花を咲かせています。ボントクタデは水辺に生えるタデ科の一年草で、個々の花は小さいのですが淡紅色の花穂を垂らす姿が綺麗です。刺身のつまに使われるヤナギタデに芽生えの草姿が似ているものの、葉に辛みが無いので「役に立たない」というのが名前の由来だそうです。
2023/9/19

ミズアオイの花

里山自然園の奥の水路でミズアオイの青い花が咲いています。ミズアオイは国および茨城県の準絶滅危惧種に指定されている大型(背丈30~70センチ)の水草で、ホテイアオイや水田雑草のコナギに近い一年草です。茨城県内では霞ケ浦周辺の蓮田や水路に自生しています。
2023/9/13


社会福祉法人にいはり福祉会
みもり園
〒300-4245
茨城県つくば市水守859-4
TEL.029-850-9030
FAX.029-869-0535
Email:tsukuba@mimorien.jp
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